
様々な業界の企業に対して、デジタルトランスフォーメーション支援を行なっている株式会社HROTTI。事業の急拡大にともない、本社オフィスを2020年にCIRCLES日本橋馬喰町に移転されました。
株式会社HROTTIの代表取締役である柴山さんに、
CRICLESにご入居された経緯やオフィスのこだわりポイントをお伺いしました。
ビル全体の統一感が入居の決め手に。
オフィス選びではCIRLCES以外にどのような物件を検討されていたのでしょうか?
柴山さん:居抜き物件に入居するか、自分達でゼロからオフィスを作るかの2択で検討を行なっていました。
居抜きに関しては、リフォーム系居抜きで探していました。最初から内装をデザインしてある居抜きで、それはそれでよかったんですけど、当然ながらレイアウト上の制約があることに加えて、例えばエントランスが不必要に広いなどの“無駄感”が気になってしまい、最終的には自分達でオフィスを作ることにしました。
自分達で作るオフィスの中でもいくつか物件を検討しましたが、CIRCLESが圧倒的に良くて、
他にライバル物件はいませんでしたね。

CIRLCESにご入居を決められたポイントを教えてください。
柴山さん:オフィス選びで重視した点が3つありました。
1つは駅からの近さです。オフィス選びの条件として、駅から徒歩3分以内は絶対譲れないと考えていました。CIRCLES日本橋馬喰町は駅から徒歩1分だったので、申し分ありませんでした。
2つめは築年3年以内の物件で、できる限り新築であることを条件にしていました。
3つめはビル全体の統一感です。1階が店舗用フロアでたまたまコンビニや飲食店が入居しているビルってあるじゃないですか。そういうビルは雑多な感じがして嫌だったんです。
CIRLCES日本橋馬喰町の1階にもカフェが入居していますが、その点は気にならなかったでしょうか?
柴山さん:CIRCLESの場合はビル全体がきちんとコンセプトを持って設計されており、そのうえで1Fにはオフィスの“顔”として、また共用サービスの役割も備えたカフェが入っていることが理解できたので、違和感はありませんでした。上記の3点以外にもオフィス選びの細かい条件は色々あったのですが、この「オフィスビルとしての統一感」という点は譲れないポイントでした。

柴山さんのこだわりが大変よく伝わってきました。
柴山さん:外観は来客者に一番最初に見られる部分です。内装は自分達でどうにもできますが、外側の印象は自分達では作り変えられないので、こだわりを持って選んでいました。オフィス選びでは女性社員の声も大切にしており、CIRCLESは内覧に参加した女性社員からの評価がダントツに良かったことも決め手になりました。
CIRCLESの内装に対するご印象がいかがでしたか?
柴山さん:デザイン性はもちろん、スケルトン天井で天高が取れている点が好印象でした。私が背が高い方なので、通常のオフィスの天井高だと圧迫感があって嫌だったんですよ(笑)。
「オフィスの当たり前」に捉われず、あるべき姿を追求したオフィス。
オフィスづくりでこだわったポイントを教えて下さい。
柴山さん:新しいオフィスではバイオフィリックデザイン(※)を取り入れることが、私の中のテーマになっていました。
バイオフィリックデザインは、Google、Appleでも採用されており、最近ではスタートアップ系の企業も取りれているところが多い印象です。オフィスに緑を取り入れると、リラックスができて生産性が上がったり、コミュニケーションが潤滑になったり、色々な効果があると言われていますし、こういうのを取り入れるだけで、だいぶオフィスがおしゃれになりますからね(笑)。
※バイオフィリックデザイン:植物などの自然を取り入れ、その空間にいる人が自然とのつながりを感じられるような建築・空間設計のこと。

HROTTIではクライアント企業のオフィスにおけるDX導入支援の一環としてオフィスデザインも手がけられているとのことですが、今回のオフィス移転ではご自身でディレクションを行われたのでしょうか?
柴山さん:基本的には内装業者にお願いしつつも、コンセプトの検討や什器の選定は私がディレクションしました。例えば、内装は「自然」をコンセプトにしており、オフィスの中心部は緑、窓際は水、会議室は光、と各エリアのイメージを決めたうえで、そのイメージに合った椅子や床の色を選定しました。
もう1つこだわった点が交流スペースの配置です。一般的にはオフィスの端のエリアに配置することが多いですよね。ただ、オフィスの導線を考えたときに、端にあるとわざわざそこまで移動しなければいけない。そうなると逆に使いづらくなってしまい、そもそも何のためのオープンスペースなのかと言う話になってしまうなと。
そこで、我々のオフィスではあえて中心部にオープンスペースを配置しました。
実際、従業員からはオープンスペースを真ん中に配置したことで、スタッフ同士のコミュニケーションが非常に気軽に取れているとの声が出ています。

共用施設も活用して、オフィス生活をより快適に。
CIRCLESの共用施設はご利用されていますか?
柴山さん:共用の会議室は我々が一番使ってるのではないかと思うくらい、活用させて頂いており、大変助かっています。
オフィスのレイアウトの都合上、クローズドな会議室を作ることが難しかったので、共有部にあるクローズドな会議室は重宝しています。
また、屋上はお客様がいらっしゃった時にお連れすることがあるんですが、とても評判が良いですね。今はコロナ禍で難しいですが、いつか屋上で社内の飲み会ができたらいいなと思っています。
今後のオフィスの在り方についてご意見を伺わせて下さい。
柴山さん:私の方針として今後も100%リモートワークにするつもりはありません。会社としてある限り、「ひとりで仕事を進めるのではなく、コラボレーションしながら働くための場所」、それがオフィスの在り方だと考えています。オフィスを会社の重要な要素として位置付け、改めてオフィスの在り方を整理することが大切だと思います。
